Moonlightは「雇用のあり方を再定義」することを目的として生まれた、採用側と応募者のマッチングプラットフォームです。
概要
Moonlightは採用側と応募者双方の観点から、雇用を世界規模で最適化し、またプロジェクト成功への信頼度を高めるエコシステムを設定するプロジェクトです。
MoonlightチームはNEOブロックチェーン上にトラストレスな応募者の履歴書ネットワークを構築し、初期のうちに世界規模のタスクマッチメイキングサービスと、プロジェクトマネジメントプラットフォームを実装させる予定です。
Moonlightの設立者は、英語圏のNEOディベロッパーコミュニティ「City of Zion」の共同設立者であり、非常に技術力の高いチームとなっています。
※Moonlightはプラットフォームの公開を2018年の第三四半期に予定しており、現在未公開の状態です。それゆえ具体的なプロダクトの参考画像がございません。
Moonlightの掲げる市場の問題
Moonlightチームは雇用市場に存在する問題として以下の三点を挙げました。
採用コスト
求人票による採用には、1人当たり平均で 30日の日数と 2,000 ドルのコストがかかります。更には、年平均で15%の離職率があり、知識労働者の業界平均採用コストは、年収の~20%がかかるという調査結果があります。
応募者の信用問題
現在、雇用に至るまでは求人票と履歴書が使われています。しかし、応募者は履歴書に書く情報を捏造する可能性があり、本当の能力を採用側が正確に測ることが難しくなっています。履歴書はある意味で、「応募者は真実を履歴書に書く」という信用に基づいたシステムなのです。
ブロックチェーン業界での採用
ブロックチェーン技術自体が比較的新しいため、応募者の能力を正当に評価することができる人が限られています。それゆえ、採用に至るまでには一般的な採用よりもコストがかかるものになっています。_
Moonlightの提供するソリューション
Moonlightはこのような問題点を解決するべく、NEOブロックチェーンを用いたタスクマッチングシステムを開発することにしました。
一つ一つにスキルを要するタスク(仕事)に対し、必要な能力を持つ個人または組織をマッチングさせるプラットフォームです。
これにより、人を雇用するのではなく、必要なリソースを必要な時に活用することができプロジェクトの成長が促されます。
Moonlightプラットフォームの参加者
Moonlightプラットフォームの参加者は大きく二つに分かれます。どちらも個人または組織としての参加が可能です。
発行者
文字通りタスクを発行する人です。従来の採用側に当たる人間で、発行者はタスクをブロックチェーン上に発行する際、解決に必要な能力(スキル)と希望の納期、および達成報酬を設定します。
解決者
発行者により発行されたタスクを解決する人です。解決者は公開されているタスクの中から、自分のスキルで解決可能なものを選び入札に参加することができます。
Moonlightプラットフォームの特徴
この二つの参加者によって構成されるMoonlightプラットフォームの特徴は以下の通りです。
スキル
解決者は、過去に解決したタスクに含まれるスキルを自分の成績をして保有することができます。
どの解決者が過去にどのタスクを解決し、それにはどういったスキルを要したか、がブロックチェーン上に記録されます。
発行者は解決者の保有するスキルを見て、直接タスクの解決を依頼することもできます。
入札
解決者がタスク解決を表明する場合、納期でタスクに入札します。
複数の入札があった場合、発行者は納期を基準に解決者を選ぶことができます。
最初に設定された納期と実際に解決に要した期間がブロックチェーン上に記録され、誰でも閲覧することができます。
発行者はタスクの達成報酬を増やすことで、より多くの入札が期待できます。
レビュー
タスクが無事に解決された後、発行者と解決者はお互いの評価(レビュー)を行います。これはブロックチェーン上に記録され、誰でも参照することができます。